得られた情報から患者さんの状況に合致する項目を選び確認ボタンを押すと、活用できる可能性のある制度の一覧が出てきます。項目は一度に複数選択できます。制度は自治体によって異なっていることや変更となっていることもありますので、行政担当者や施設内のソーシャルワーカーなど制度に精通している人に確認や引き継ぎを行って下さい。

実際の患者さんへの対応にこの検索ツールを利用する際には、プライバシーに十分に配慮した環境で経済的な状況を尋ねて下さい。経済的な状況が健康問題と関連することを伝え、経済的な情報の把握が必要なことを理解してもらうことも大切です。

経済状態を尋ねる質問には次のようなものがあります。

  • この1年間で、医療費の支払いに不安を感じたことはありますか。
  • この1年間で、給与や年金の支給日前に暮らしに困ることがありましたか。
  • この1年間で、経済的な理由であなたやご家族が病院や歯科に受診するのを控えたことがありますか。
  • 現在の暮らしの状況は経済的に見てどのように思われますか。
  • 趣味やささやかなぜいたくを楽しむための経済的な余裕はありますか。